あごの骨
あごの骨
一般に、あごの骨といえば、下顎骨(かがくこつ=下のあご)のことを思い浮かべる方が多いようです.
上にもあごの骨はあり、上顎骨(じょうがくこつ=上のあご)といいます.
上顎骨は、頭の骨についていて動きませんが、独立した骨です.
上顎骨と下顎骨は、向き合っていますが、その性質や成長のパターンは同じではありません.骨の大きさや位置に不調和が生じることがよく起こります.
あごの骨の構造
あごの骨は、顎(あご)の骨本体と、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)にわかれます.
ここでの表記
あごの骨本体を表現する場合は、上顎骨・下顎骨という言葉を使います.
歯槽骨を表現する場合は、歯槽骨 か 歯を支えるあごの骨と表記します.
あごの骨と書く場合は、あごの骨本体と歯槽骨を含めた全体を意味するものとご理解ください.
ただし、この表記法は一般的ではありません.あくまでこのサイト内での便宜的な表記法とお考えください.また、あごの骨本体と歯槽骨はその境目がはっきりしているわけではありません.表現にあいまいな部分が生じるのは、そのためでもあります.
あごの骨は小さくなった?
現代人は、硬いものを食べなくなったので、あごの骨が小さくなった.
その結果、現代人の多くは 歯ならび が悪くなった.
これまでに、このことを読んだり聞いたりした方は多いと思います.
あごの骨が小さくなったのなら、大きく育てることもできるのではないでしょうか?
小菅矯正歯科の治療の原点は、ここにあります.
結論からいえば、現代人は、あごの骨が大きくならないうちに、おとなになってしまう.と考えるのが正しいようです.
続きは次のページ「あごの骨は大きくできる」で.